岩手県宮古市の精神科・精神病院「みなとホスピタル(旧・三陸病院)」
外来・入院薬物療法、訪問看護、心理検査・心理療法、作業療法、デイケア、m-ECT、アルコール依存症治療プログラムなど
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うつ病と躁うつ病(双極性障害)

うつ状態=うつ病ではありません

気分が落ち込んだり、何もやる気が出なかったりする状態を「抑うつ状態」といいます。
※抑うつ状態とうつ状態は同じ意味です

これはこころが一時的に疲れてしまっているサインですが、これがあるからといって、必ずしも「うつ病」と診断されるわけではありません。

たとえば

・ストレスの強い出来事(人間関係、仕事、介護など)の後に起こる一時的な落ち込み

・睡眠不足や身体の病気の影響による気分の低下

・双極性障害の「うつ状態」の一部

こうしたさまざまな原因でも「抑うつ状態」は起こり得ます。

そのため、「気分が落ちる / 意欲がわかない=うつ病」と自己判断せず、医師が原因や経過を見極めて診断することが大切です。

うつ病(単極性うつ病)

「うつ病」は気分が落ち込み、意欲や興味がわかなくなる病気です。

仕事、家事、人間関係など、これまで普通にできていたことがつらく感じられるようになります。

「うつは甘え」とか「うつは気合で治る」という言葉がありますが、精神医療の立場からいえばこれは嘘です。
※もし気合いで治ったのであれば、それはうつ病ではありません

うつ病は「怠けている」とか「気の持ちよう」ではなく、脳の働きやストレスの影響によって起こる病気です。

 

うつ病の症状

・気分が落ち込む
・何をしても楽しめない
・疲れやすい、身体がだるい、身体が動かない
・食欲がない / 逆に食べ過ぎる
・眠れない / 中途覚醒 / 朝早く目が覚める
・自分を責めてしまう / 無力感・無価値感を感じる
・些細な刺激でイライラする
・集中力の低下、やれていた仕事や家事ができなくなった
・死にたい、消えてしまいたいと思う

このような症状が2週間以上続く場合は、うつ病の可能性があります。

躁うつ病(双極性感情障害)

躁うつ病(双極性障害)は、「気分の波が大きくなる病気」です。

最近、交通事故を起こした有名な女優さんがこの病気を公表して話題になりましたね。

気分が大きく落ち込む『うつ状態』と、気分が異常に高ぶる『躁状態』が繰り返されることが特徴です。

一見すると「うつ病」と似ていますが、全く異なる疾患です。うつだけでなく“元気すぎる時期”があることが大きな違いです。

躁状態と聞くと、ハイテンションで元気な状態のイメージがあると思われますが、それだけではありません。

 

躁状態の特徴

・眠らなくても平気。何日も不眠でずっと動いている
・次から次へと新しいアイディアが湧いたり、話し続けたりする
・衝動的な買い物、無謀な運転、派手な性行動
・イライラが強くなり、怒りっぽくなる。周囲とのトラブルが増える

最終的にエネルギーが枯渇して疲れ果て、今度はうつ状態に入ります。

 

この疾患の治療は「気分の波」を安定させる事が目的となります。
うつ状態だけを治療するのではなく、躁とうつの両方に対応した治療が必要となります。

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