新しい環境や周りからのストレスにうまくなじめないために、こころや体に不調があらわれる状態を「適応障害」といいます。
たとえば、職場の人間関係、引っ越し、進学、家族の介護など
誰にでも起こりうる日常の変化がきっかけで、心が疲れてしまうことがあります。そんなとき、様々なこころと身体の症状が現れます。
・気分が落ち込む、涙が出る
・不安やイライラが続く
・眠れない、食欲がない
・朝起きられない、仕事に行けない
・身体のだるさ、頭痛、吐き気、腹痛などの体調不良
・自己肯定感の低下、絶望感
・のどの異物感、過呼吸、しびれ
・死んでしまいたい、消えてしまいたい、いなくなりたい
これらの症状は、「甘え」や「性格の問題」ではありません。
ストレスに出会った事で、心と体が反応している「当たり前の状態」です。
◎適応障害はストレスが原因である事に加え、ご自身の中にも発症の原因がある場合もあります
例えば
・ものごとを現実以上に悪い方に考えたり捉えたりしてしまいやすい
→思考や認知の問題
・自身の能力に見合わない仕事に就いて、うまくできず悩んでいる
→能力的な問題
・自閉症スペクトラムなど発達障害の特性により、対人コミュニケーションで躓きやすい
→障害特性の問題
当院では、心理検査や脳画像検査など多面的な検査を行う事で症状の原因を特定し、薬物治療やカウンセリングも含め、患者さまそれぞれの状態に見合った治療を提供します。
もしストレスの内容が「災害」「事件」「事故」「犯罪被害」「性被害」など、
生死にかかわるような強烈な出来事(トラウマ体験)だった場合、
PTSD(心的外傷後ストレス障害)を発症することもあります。
主な症状
・フラッシュバック
過去のトラウマ体験を、まるで現在進行形のように再び経験する
・悪夢
トラウマ体験に関連する悪夢を繰り返し見る
・回避行動
トラウマ体験に関連する場所、人物、状況などを避ける
・過覚醒
常に緊張し、些細な刺激に過剰に反応する
その他、感情の麻痺、罪悪感、無力感、集中力の低下なども現れることがあります。
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